波野井露楠の徒然日記 〜ROCK&BOOK〜

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zoom RSS 「温かいアルバムです」 トム・ウェイツ/娼婦たちの晩餐〜ライヴ

<<   作成日時 : 2006/05/25 23:45   >>

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 知り合いに不幸があり、このところ気持ちが沈んでいます…。
 すごく仲がよかったという人ではありません。しかし、会議などで会うと、年下の私にも明るく声を掛けてくれる人でした。笑顔の似合う、周りからの人望も厚い人でした。お酒が好きで、冗談が好きで…。
 ここ何年かは会っていなかったのですが、昔、一緒にお酒を飲んだときの、その先生の大きな笑い声と豪快な飲みっぷりが思い出されて、それが余計に悲しいのです。

 そして、たまたま、最近、ずっと私の車のカーステレオのCDに入っていたのが、トム・ウェイツのこの「娼婦たちの晩餐〜ライヴ」です。

 お酒の大好きだったその先生と、酔いどれ詩人のトム・ウェイツ。
 単なる偶然なのでしょうが、なんだか複雑な気持ちで、この三日間、車での移動中、このアルバムを聴いていました。

 トム・ウェイツの3作目となる本作は、全曲当時の新曲ばかりを披露したライブ盤となっています。小さなライブ会場の喧噪や客の笑い声までもが入っている、最高にリアルなライブ盤です。トムの語りや歌の中でのジョークやトムのピアノのアドリブを観客が心から楽しんでいて、その温かい空気や酒の匂いまでもが、アルバムを聴いている方にも伝わってきます。
 (なお、トムのジャジーなだみ声とピアノも本当に温かくて最高なのは、言うまでもありません。)

 トム自身は、このジャジーな音を気に入っていないということらしいのですが(初期のジャジーな音作りはレコード会社の意向によるもので、トムはそれをすごく嫌がっていたという話を聞いたことがあります)、私は、1枚目からこの3枚目や4枚目あたりまでのジャジーな感じがとっても好きです。初めて聴いたときの、なんだか自分が大人になったような誇らしいような気持ちは今でも忘れられませんし、アルバム全体に流れる気だるい感じに何故だか癒されてほっとするのも昔と同じです。

 ただ、本来は温かいはずのこのアルバムの音も、今日は悲しく聴こえてしまいます(観客の笑い声も…)。

 子ども達の前では笑顔…、でも一人になると…、という三日間を過ごしています。暗くなっている自分を奮い立たせて、なんとか今日の記事を書きました。
 ブログの内容がちょっと暗くなってしまいましたが、どうぞお許しください。

試聴はこちら
 
<ROCK>
トム・ウェイツ/娼婦たちの晩餐〜ライヴ (1975) 
1. (オープニング)
2. エモーショナル・ウェザー・リポート
3. (イントロ)
4. 霧の夜に
5. (イントロ)
6. タマゴとソーセージ
7. (イントロ)
8. ベター・オフ・ウィズアウト・ア・ワイフ
9. 娼婦からのハガキ
10. (イントロ)
11. ビールと女
12. (イントロ)
13. パットナム・カウンティ
14. スペア・パーツ I
15. ノーバディ
16. (イントロ)
17. ビック・ジョーとファントム 309
18. スペア・パーツII・アンド・クロージング
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Tom Waits
 寒い夜、冷えた体・・・、アタマのシンも凍る夜。仕事で疲れきった感じ、マイナスな言葉しか思い浮かばないくらい・・・・。 ...続きを見る
その日暮らしの音楽日記
2006/12/02 22:00

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
トム・ウェイツの声は時に酒場でわめきちらしているようにも聴こえ、時に心に深くしみ込む癒しの声に聴こえたりしますよね。そして時には悲しく聴こえる事も...ありますよね。人ですから。
岩詩人
2006/05/26 02:21
時として、音が体にしみこんでくる瞬間てありますよね。また、いつもと違う音に聴こえてくる時も・・。
そこで、初めて音の本質に触れたような気がするときも。
トム・ウェイツしみてきますね。
このアルバム、忘れてました・・・・。
聴いてみます。
また、元気になって記事をかけるよう、応援してます!

リュウ
2006/05/26 08:24
いい人が亡くなるのは 辛いですね。トム・ウェイツ聞いてみます。癒される音楽で 亡き人を思い泣いてる 波野井さんの気持ちは 天国へ届いてますよ。
和登さん
2006/05/26 22:48
コメントいつも有難うございます。
その先生はとっても素敵な方だったんですね。めぐりあえた事が波野井さんの宝物になったんですものね。
ご自分の気持ちのままに書かれてある文章が、心がこもっています。
波野井さん!・・・私今日、教えてくださったハノイのベスト買ってきました!今から、聞くところです。もう少ししたら書きますので、そのときは読んでくださいね!
evergreen
2006/05/26 23:37
岩詩人さん。
コメントありがとうございます。
そうですね。「人」ですから…。
今回は偶然とはいえ、ちょっとヘヴィーに聞こえたトムの声と演奏でした…。
波野井露楠
2006/05/27 08:30
リュウさん。
励ましの言葉、ありがとうございます。
本当に、今回は、トムの声がしみじみと沁みすぎるほど沁みてしまいました…。
波野井露楠
2006/05/27 08:31
和登さん。
この2年ほど、もの凄く苦労していたらしいのです…。ずっと仕事を休まれていたのですが、復帰して元気な姿を見たよ、という話を聞いた矢先のことだったので…。
本当に天国で休んでいてもらいたいです…。
波野井露楠
2006/05/27 08:34
evergreenさん。
ありがとうございます。
その先生とは、同じ職場になったことも、一緒に遊びに行ったこともない間柄だったのですが、気さくで本当に魅力的な方でした…。巡り会えたこと、おっしゃる通り宝物です。
それから、ハノイ、ありがとうございます。
気に入っていただけるとうれしいのですが(ドキドキします(^^;))。
記事、楽しみにしています。
波野井露楠
2006/05/27 08:38
久しぶりのコメントです。
おそらく波野井さんの知り合いは、僕も知っている人だと思います。いつも笑顔で接してくれて、仕事に復帰した後の今年の初め頃にも一緒にお酒を飲む機会があって、とても元気そうに話をしていただけに、なんだか状況がよく掴めません。
あまりここに書くのも適当ではないと思うけど、早く前向きになって生きましょう。
バンド話も進めてみませんか?
ちゅ〜
2006/05/27 22:55
ちゅ〜さん。
久しぶり。ちゅ〜さんも知り合いだったんだ。知らなかった。奇遇?というか、ちゅ〜さんの仕事柄、何かで会ったのかな…。って、そんなことは、どうでもいいことだね…。
私も、何が何だかわからないだけに辛いです…。
バンド、ぜひやりたいです。
遊びに来てくれてありがとう。
波野井露楠
2006/05/27 23:27

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