波野井露楠の徒然日記 〜ROCK&BOOK〜

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zoom RSS 「震災13年…情けない私」 ソウル・フラワー・ユニオン/ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ

<<   作成日時 : 2008/01/18 23:59   >>

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 昨日は、大学のゼミの新年会でした。
 このブログを読んでくださっている方にはご承知の通り、今年度ずっとレポートに追われている私。そして、この年末から年始にかけては体の調子を崩し、心身ともにすっきりしない毎日を過ごしていました。
 しかし、このところ気持ちも体もまた上向きになってきており、昨日の新年会は心から楽しむことができました。久しぶりのお酒で気持ちよく酔うことができたし、大切な仲間や一緒に勉強している学生のみなさん、そしてお世話になっている教授ととてもいい時間を過ごすこともできたからです。

 ところが…。
 今日、家に帰ってきて、夜、新聞のテレビ欄を見て、愕然としてしまいした。
 NHKの22時からの欄に、「絆・被災地に生まれたこころの歌」とあるではないですか!震災の特集番組です。
 
 13年前の1月17日…。
 社会人になってまだ2年目の私でしたが、阪神淡路大震災のニュースには本当に驚き、そしていろいろなことを考えさせられたものでした。
 ボランティアとして現地で活動…なんてそんな行動力はありませんでした。
 でも、何かしなくては…。
 そう思い、私はこれまで毎年1月17日が来るたびにクラスの子どもたちにその時の話をしてきました。私が住んでいるのは千葉県です。ただでさえ、震災のことは知らないうちに他人事になってしまっていく可能性があります。また、今の小学生は、みんな震災後に生まれた子たちなので、震災のことをよく知らない子もたくさんいます。
 だから、せめて1年に1回は、クラスの子たちと一緒に、以前そういう大きな地震があったこと、とても怖かったし悲しかったということ、でもみんなが力を合わせて復興に努力したことなどを語り合ってきたのです。私自身も、あの時の気持ちや神戸の方々のことを忘れないために…。

 それなのに、今年…。
 私は、昨日が阪神淡路大震災が起こった日だということを忘れていました…。


 当時、震災についての歌がいくつも生まれました。
 私の尊敬する清志郎は、覆面バンドのタイマーズで、震災の時に救助のためのヘリコプターがなかなか飛べなかったことを批判した歌を歌いました(マスコミの取材のヘリはいくつも飛んでいるのに、救助のヘリは飛ばない…。国の対応の遅さとマスコミに対する批判の歌です)。すかんちのローリーも、震災で突然天国へ行かなくてはならなくなった少年の物語の歌を作りました。
 そして、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬は、ヒート・ウェイヴの山口洋と一緒に「満月の夕(ゆうべ)」を作りました。

 当時、ソウル・フラワー・ユニオンのメンバーは被災地で本気のボランティア活動をしていました。その時に生まれたのが、「満月の夕」です(避難所で被災者の方達と一緒に焚き火を囲んだ満月の夜のことを歌にしたそうです)。私はそれを偶然テレビで見て知ったのですが、そのボランティアの最中、彼らはお年寄りにも喜んでもらえるようにと楽器をチンドン屋スタイルに変えて民謡などを演奏していました(その時のチンドン屋スタイルでの活動は、その後ソウル・フラワー・モノノケ・サミットという別ユニットでの活動に発展していきます)。
 私は、そういった彼らの姿勢と「満月の夕」という曲の美しさと力強さに衝撃を受けました。

 なんてスゴイ人たちなんだろう!なんてスゴイ曲なんだろう!

 それ以来、私はソウル・フラワー・ユニオンのファンになり、たくさんのCDを買って聴き漁りました。
 また、高学年のクラスを受け持った年の1月17日には、「満月の夕」をクラスの子たちに紹介しました(高学年なら、この曲のメロディーの美しさや歌詞の力強さが分かると思ったからです)。

 それなのに、今年は、忘れてしまったなんて…。
 自分自身の情けなさにショックです。

 新年会はとっても楽しい会でした。それは、それで全く問題ありません。本当にいい時間を過ごせたのですから。
 でも、どんなに楽しいことがあっても、阪神淡路大震災の日を忘れるなんて…。
 忙しいとか、疲れてるとか、そんなことも関係ありません。

 
 今日、新聞のテレビ欄を見たおかげで、一日遅れでしたが、思い出せたことはせめてもの救いでしたが、もっと気持ちを引き締めなければなあと、強く思った私でした。

 こんなことでは、いけません…。


 一日遅れではありますが、姿勢を正して、今、ソウル・フラワー・ユニオンのライブ・アルバム「ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ」での「満月の夕」を聴いています。


「満月の夕(ゆうべ)」 

風が吹く港の方から  焼け跡を包むようにおどす風
悲しくてすべてを笑う 乾く冬の夕

時を越え国境線から 幾千里の瓦礫の町に立つ
この胸の振り子は鳴らす“今”を刻むため

飼い主をなくした柴が 同胞とじゃれながら車道(みち)を往く
解き放たれすべてを笑う 乾く冬の夕

ヤサホーヤ うたがきこえる 眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ 焚火(たきび)を囲む 吐く息の白さが踊る
解き放て いのちで笑え 満月の夕

星が降る 満月が笑う 焼けあとを包むようにおどす風
解き放たれすべてを笑う 乾く冬の夕

ヤサホーヤ うたがきこえる 眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ 焚火を囲む 吐く息の白さが踊る
解き放て いのちで笑え 満月の夕

ヤサホーヤ うたがきこえる 眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ 焚火を囲む 吐く息の白さが踊る
解き放て いのちで笑え 満月の夕

解き放て いのちで笑え 満月の夕

「満月の夕」の試聴はこちら

「満月の夕」ソウルフラワー・モノノケ・サミットによるチンドン・バージョン(1995年!神戸・長田神社にて)

「満月の夕」ソウルフラワー・モノノケ・サミットによるチンドン・バージョン(1999年、大阪・釜ケ崎にて)※釜ケ崎:かつては日本最大の日雇い労働者の街・ドヤ街として知られた。マンガ「じゃりん子チエ」の舞台としても知られる。ソウル・フラワーのメンバーはこういった場所での集会にも精力的に参加して、多くの人びとを元気づけようとしています。

<J−ROCK・POP>
ソウル・フラワー・ユニオン/ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ (1999)
1. 雑種天国
2. ブルーマンデー・パレード
3. 風の市
4. 霧の滴
5. 戦火のかなた
6. マウンテン・バイク・フロム・ヘブン
7. 平和に生きる権利
8. 闇夜の太陽
9. 潮の路
10. 満月の夕
11. こたつ内紛争
12. 海行かば,山行かば,踊るかばね
13. エエジャナイカ
14. もののけと遊ぶ庭
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
[ソウル・フラワー・ユニオン]試聴しました。
いい曲ですね♪三味線の音色がなつかしく、傷ついた心を癒してくれそうですね。我が家は尼崎に近く結構揺れたんですよ。娘を庇ったつもりが、ママの体重で窒息するかと思ったそうです。
まり
2008/01/19 23:12
まりさん。
関西の人にとっては、絶対に忘れられない出来事ですよね。(とっさに娘さんを庇うなんて、まりさんはお母さんの鏡ですね!)
同じ日本人として、私もしっかりしたいと思います。
それで、この「満月の夕」ですが、三線の音がすごくいいですよね!神戸の長田区の人たちが口をそろえて「この歌から勇気をもらった」と言っていたのが、ものすごく頷けます!
でも、長田区以外ではそんなに有名にはなっていないのでしょうかねえ??
波野井露楠
2008/01/20 10:52
はじめまして。いつも楽しく見させていただいてます★
私も一昨日、テレビで「満月の夕べ」聴きました。私は当時は小学生でしたが、テレビに映し出された震災の状況は今でも思い出すと恐ろしくなります。それからは、少しの地震でも飛び起きて外に出てしまうようになりました・・。
 波野井先生、いろいろとお忙しいようですが、お体だけは大切にしてくださいね。
flower
2008/01/21 00:14
flowerさん!
はじめまして。
ようこそお出でくださいました(^^)。
震災の頃、小学生ということは、私の教え子達と同世代なのですねえ(^^)。
それにしても、あの時の地震は、関東に住んでいる者にとっても、本当に恐ろしかったですね。ニュースの映像や新聞の写真を見て、こんなことが本当に起こるのかと背筋が冷たくなったのを覚えています。
あの時、感じたこと、教わった教訓など、いつまでも忘れないようにしたいですね。
ところで、私の知り合いにも、地震になると外へ飛び出す人(しかも、パジャマで!笑)がいますが、地震の時にすぐ外へ飛び出すのは危険です(汗)。揺れが収まってから外に出るようにしてくださいね(^^;)。
これからもよろしくお願いします!
波野井露楠
2008/01/21 00:50
んー、13年前ですか。
この日は朝のテレビも見ずに出勤して、帰りにラジオを聞いてたら関西で大変な事が起きたらしい、って事を知りました。
地震だとは思わなかったですね。びっくりしました。
オレは小学生のときに宮城県沖地震ってのを経験しています。
近い将来99%の確立で宮城県沖を震源にした同じくらいの規模の地震が起きるみたいですよ。
どうしましょ?
ケイ
URL
2008/01/22 16:06
ケイさん!
こんばんは(おはようございます(^^;)?)!
宮城県沖地震もすごかったですよね…。
私も小学生で、私は新聞やニュースで知っただけでしたが、それでも「怖いなあ」と本気で思ったのを覚えています。
近い将来、またそれくらいの地震ですか…(汗)。
東海大地震もあるっていうし、最近では、千葉県の内陸部を震源とした地震も少なくないし…。
本当に怖いですね。
私は、いつも1階で寝ているのですが、それも考えものかもしれませんね…。。。
波野井露楠
2008/01/23 04:40

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