波野井露楠の徒然日記 〜ROCK&BOOK〜

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zoom RSS 「本当の評価は歴史が教えてくれる」 ザ・ローリング・ストーンズ/サタニック・マジェスティーズ

<<   作成日時 : 2009/01/06 00:33   >>

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 このところずーっとストーンズを聴いている私です。
 ブライアン大好きを公言してきたにも関わらず、ちょっと浮気気味だったので、今日はブライアン時代のこれを聴いていました。
 リリース当時は酷評の嵐(キースでさえ、「あのアルバムはク○だ」と言ったとか言わなかったとか。苦笑)、最近ではかなり再評価されてきたようですが、まだ好き嫌いが分かれている感のあるアルバム、「サタニック・マジェスティーズ」です!

 「ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の二番煎じ!」なんてよく言われてますよね。で、それに対抗する意見として「『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』なんか関係ない!そんなこと抜きで聴いてくれ!」みたいなこともよく耳にします(目にします)。
 しかし、私はどちらもちょっと違うような気がするのです。
 確かに、ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」はすごいアルバムだと思います。他のバンドやロック界全体に与えた影響も、アルバム自体の内容も、他の追随を許さないレベルだと思うし。でも、だからと言ってストーンズのこれが「ビートルズの二番煎じ」と言い切るのはどうかと思うのです。テーマを魔王に設定したり、メロトロンを使ってみたり、オリエンタルなムードをグーッと出してみたり…結構、ビートルズのサイケデリックとは違ったアプローチで攻めていると思うんですよね。そこには、すごくストーンズらしさを感じるんです。
 だけど、だからと言って「『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』なんか関係ない」って言ってしまうのもどうかと(^^;)。だって…。1967年。あの当時、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を意識しなかったバンドっていなかったと思うんですよね。実際、ストーンズは「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」に触発されて、この「サタニック・マジェスティーズ」を作ったわけだし。

 だから、私は、このアルバムについては、「ストーンズがビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に影響されて、今までのブラック・ミュージック中心の音楽観から本格的な脱却を図った傑作」という捉え方をしているんです。

 こういうのって、ある程度の年月が経たないと正しい評価ってできないですよね。今売れている音楽が、10年後も評価されているかといったら、そんなことも分からないわけだし。
 これがリリースされた当時は「駄作」と評価されていたとしても、今のストーンズを見たりこれまでのストーンズを振り返ってみたりすれば、本作を「駄作」と言うわけにはいかないと思うのです。私たちは、本作以降の、ブライアンの「ジャジューカ」や「ベガーズ・バンケット」の「悪魔を憐れむ歌」を知っているのですから。

 そう考えると、本当の評価ってすぐには出来ないものもあるのではないかと…(^^;)。
 畑違いですが、宮沢賢治だって生前は全く評価されず1冊も本が売れなかったと言うし、金子みすずだって評価されたのは死後ずいぶん経ってからのことですからねえ…。
 逆に言うと、「サタニック・マジェスティーズ」がいいと言えるのは、それだけの歴史を知っているからなんですけどね(ずるいと言えばずるい?笑)。

 「2000マン」(キッスもカバー!)や「シーズ・ア・レインボー」(ストリングスのアレンジはジョン・ポール・ジョーンズ!)なんていうメロディアスな名曲もあり!「魔王讃歌(二部)」「ゴンパー」「2000光年のかなたに」といった「これぞサイケ」という混沌とした曲もあり(ブライアンの趣味がよく出ています)!「イン・アナザー・ランド」というビル・ワイマン主導のレアな曲もあり(作曲・ボーカル・ベース、ビル・ワイマンのシングル!スティーヴ・マリオットとロニー・レインがギターで参加!)!もちろん、この頃、半メンバーという感じだったニッキー・ホプキンスのピアノも大活躍!
 と、今だからこそ本当の意味で楽しめる…本作はそんな名盤だと思うのですが、皆さんの意見はいかがですか(^^)?


 と、ここまで書いたのはいいのですが、ちょっと熱っぽい私。
 正月休みも終わり、3学期開始も目前だと言うのに、まずいです(^^;)。頑張ります!!



↑「シーズ・ア・レインボー」


↑「2000光年のかなたに」


↑「2000マン」キッス(エース・フレーリー)バージョンで(^^;)


試聴はこちら

<ROCK>
ザ・ローリング・ストーンズ/サタニック・マジェスティーズ (1967)
1. 魔王讃歌
2. 魔王のお城
3. イン・アナザー・ランド
4. 2000マン
5. 魔王讃歌(二部)
6. シーズ・ア・レインボー
7. ランターン
8. ゴンパー
9. 2000光年のかなたに
10. オン・ウィズ・ザ・ショウ
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白猫目
2009/01/06 09:52

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
1967年に恋い焦がれ、サイケデリックに身を汚してしまった私にとって本作はストーンズの歴史で一番の傑作だと信じています。
何しろストーンズの中で一番好きな「2000 Light Years From Home」だけでも傑作確実です。その上「She's A Rainbow」まで収録されているんだから文句のつけようがありませんよ。
私はストーンズ・マニアではありません。だからこそ客観的な目線で評価すると、やはりストーンズの最高傑作はコレですよ。ってかなり偏った意見ですね(笑)。
おいどん
URL
2009/01/06 09:52
絵画なら歴史が・というのもアリです。でもレコードは発売して売れなかったら、いくら再評価されても、アーティストには1円も入らない。評価に価値があるのでしょうか。
名盤議論はマニアや評論家。一般の人には思い出に残っているか?残るほどのものなら売れているので、評価もされているのが多くの場合です。
「サタニック・マジェスティーズ」は見るからに「サージェント・ペパーズ」に似ています。この時代みんなが影響を受けているし、そうやって音楽が広がっていくのですから、真似が悪い?むしろストーンズのようにぼかさず、明確に俺たちもやってみたぜと言う方が気持ちいいです。
駄作かどうかは、ストーンズは長きに渡り、多くの作品を世に送りだしたのですから、そう言われるものがあって当たり前。無い方が不思議。ストーンズの中での比較だし。まして不人気なものは得てして人気の裏返し。議論に上るアルバムがあるだけストーンズは面白いグループです。そもそもロックは、大人にしかめっ面された音楽だったのに、演奏者が60代で、聴衆はすべての年齢層!これはストーンズの功績が大です。はて・・何を書こうと思ったのか・・(笑)
fighter-k
URL
2009/01/06 14:52
こんなアルバムがあったのですが(汗)「シーズ・ア・レインボー 」は辛うじて知っていました。
ジェファーソン・エアプレインのライヴを聞いていて「ベスト・フレンド」って曲がまさにビートルズ・メロディー。ミスチルもビートルズ・メロディーを使っているからダンナによろとズルイそうです。
でもサイケはやっぱり大好き!!
まり
2009/01/06 17:18
波野井さん、こんばんは。
実は世間の下馬評に流されてこの「サタニック・メジェスティーズ」聴いてません。ビートルズも「St.Pepper」は好きじゃないので似たようなもんかと。知ってるのは映像UPされた二曲のみ。歴史的な視点に立った上で評価されるべき名盤というのは確かにありますよね。。うーん、今度じっくり聴いてみます。
goldenblue
URL
2009/01/07 00:48
まいどっす。久々に来たらストーンズ連発!
ええ感じっすね〜
下の2枚はまだチョコチョコ聴くものの、コレは完全ほたっらかしの盤です・・。名門の老舗の佃煮を喜んで買ってきて一口食べて、「あれ??」ってな感じで冷蔵庫に入れたままのような状態です。「she's A Rainbow」は大好きなんですが・・
おっしゃるとおり、今聴くともっと良いのかもって思い始めてます。もういっぺん、ちゃんと聴いてみます!
ezee
URL
2009/01/07 02:13
駄作とは言いません。でもつまらないアルバムです。
V4
2009/01/08 00:46
おいどんさん!
こんばんは!!
おお(^^)。
おいどんさんにとってのストーンズNo.1アルバムはこれですか(^^)。
偏ったと言うよりも、すごくこだわりのある意見だと思います(^^)。
私の場合、どちらかと言うとサイケよりもストレートなR&Rが好みなのですが、これが傑作だという意見は同じですね(^^)!
波野井露楠
2009/01/09 00:48
fighter-kさん!
こんばんは!!
fighter-kさんのおっしゃりたいこと、わかります。オールマイティなバンドなんてそうそういるものじゃないし、むしろそいうオールマイティでないところがまた魅力なんだということではないですか(^^)?
勝手な解釈をして、違っていたらごめんなさい(汗)。
しかし、ストーンズが最重要バンドの一つであるという認識は、お互い同じみたいですね!よかった〜(笑)。
あ、あと…それでも、やはりレコードの再評価もありかなあと私は思うのですがどうでしょうか(^^;)。
絵画も文学も、その時は評価されなくても後世で評価されるということはありますし、年数をかけた慎重な吟味ってけっこう大切かななんて思ったりもするのですか…すみません、戯言です(^^;)。
波野井露楠
2009/01/09 00:58
まりさん!
こんばんは!!
それだけ、
ビートルズは偉大だということですね(^^)。
私の好きなチープ・トリックもビートルズの曲を自分達の曲に挿入したりしてますからね(笑)。
ところで、これ、サイケ好きのまりさんなら、きっと気に入ってもらえると思いますよ(^^)。
機会があったら、ぜひ聴いてみてくださいね(^^)。
波野井露楠
2009/01/09 01:05
goldenblueさん!
こんばんは!!
これは、好き嫌いがかなり分かれるアルバムだと思います(^^;)。
でも、私はけっこう好きなんです。「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」ともまた違った趣がありますし(^^)。
ただ、「サージェント」が嫌いとなると、これもやはりダメかも知れません(^^;)。
でも、だめもとで、一度聴いてみてもらいたい1枚ではあります(^^;)。
波野井露楠
2009/01/09 01:11
ezeeさん!
こんばんは!!
>名門の老舗の佃煮を喜んで買ってきて一口食べて、「あれ??」ってな感じで冷蔵庫に入れたまま…
というのがいいですねえ(^^;)!
分かります(^^;)。
私の場合、それが「山羊頭」だったわけですが(笑)。
でも、昔はダメだったけど、今聴くと「あり!」というのは意外と多いですよね。私の場合は結構そういうのがあるのですが、
ezeeさんの場合はいかがですか(^^)?
波野井露楠
2009/01/09 01:17
V4さん!
こんばんは!!
初めまして…でしょうか??
通りすがりの方でしょうか?それとも拙ブログを読んでくださっている方でしょうか?いずれにせよ、率直な意見、ありがとうございます。
やはり、人には好き嫌いがありますよね(^^;)。
波野井露楠
2009/01/09 01:21
こんばんは。
Stones記事、猛烈な勢いですね〜。
このアルバムは、正直、微妙・・・・・ですね。
substitute
URL
2009/01/10 01:00
substituteさん!
こんにちは!!
微妙…という方、多いですね(^^;)!!
ストーンズ、なんだか正月から止まらなくなっています(笑)。
波野井露楠
2009/01/10 12:02

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