波野井露楠の徒然日記 〜ROCK&BOOK〜

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zoom RSS 「失われた週末を経験したことはありますか?」 ジョン・レノン/心の壁、愛の橋

<<   作成日時 : 2012/12/10 23:56   >>

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 今年も、ジョンの命日(12月8日…日本時間だと12月9日)は、ずっとジョンのアルバムを聴いて過ごしました。
 今年聴いたのは、「心の壁、愛の橋(原題:WALLS AND BRIDGES)」。

 1973年の夏の終わりから1年半、ジョンがヨーコと別居していた間…実際は、ヨーコを置いてメイ・パンという別の女性とロス・アンゼルスに行ってしまった…いわゆる「失われた週末」に作られた、問題作であり傑作でもある1枚。
 …正確には、ロスでの酒浸り&乱行の毎日から抜け出してNYに戻って作ったアルバムですが。



 ヨーコへの思いを歌った歌とメイ・パンへの気持ちを歌った歌の両方が収められており、当時のジョンの精神的な混乱のようなものが感じられ…、ある意味、「ジョンの魂」とは違った重さや痛々しさが伝わってきます。

 しかも、アルバムに収録されているすべての曲が、めちゃくちゃ美しかったり…めちゃくちゃ陽気だったり…いろんな曲調でありながら、みんな名曲なものですから、余計に複雑な気持ちになってしまいます。

 このアルバムを買って、初めて歌詞カードを見ながら聴いたときは、曲の素晴らしさと歌詞の重さのギャップに衝撃を受けましたから…。

 若造のくせに、「わあ、これって、ジョンの本音なんだろうなあ…(愛を生きぬこう)」「こんな陽気な感じで歌ってるけど、本当はどんな気持ちだったんだろう…(真夜中を突っ走れ)」「このときは、完全にメイ・パンに溺れてる感じだったのかな…それとも…(予期せぬ驚き)」「これは、ジョンの心の叫びなんだろなあ…名曲なだけに痛々しい…(愛の不毛)」…なんてことを思いながら聴いていました。

 …でも、安定してない精神状態の中で、こんな素晴らしい曲を作っちゃうんだから、ジョン・レノンはやっぱり天才だな…とも思いながら。

 エルトン・ジョンとの軽快な演奏が気持ちいい「真夜中を突っ走れ」ももちろんカッコいい曲ですが、それ以外の曲も、ホーンを絡ませたファンキーなアレンジをしていたり(例えば、インストナンバーの「ビーフ・ジャーキー」)、暗く始まっていたはずなのに気づいたらストリングスやホーンなどのたくさんの音が重なり合う豪華な演奏になっているという凝った曲の展開になっていたり(例えば、 「鋼のように,ガラスの如く」「愛の不毛」)…と、とにかくジョンの才能が溢れまくっていると思うのですが、皆さんはどう思われますか?

 とらえようによっては、曲に統一感がないという言い方もできるかも知れませんが…激しい曲と静かで美しい曲が交互に出てきたり…、そういう曲の構成も含めて、ジョンの人間らしさがすごく感じられる、生身な感じのアルバムだと言えるのではないでしょうか。

 1曲、1曲が、やけに生々しく、だからこそ魅力的だと思うのですが。


 …と、こんなことを思い出したり、考えたりしながら、12月8日から9日にかけて、このアルバムを何回も何回もリピートして聴いていたのでありました(^^;)。



 で、そうやって聴きながら、ふと思ったのは、「自分にも『失われた週末』みたいなことってあったなあ…」ってこと。

 実際に恋の逃避行を経験したとかそういうんじゃなくて、生きていく上で気持ち的に迷っちゃうとか、悩んじゃうとか…そういうことなんですけど。
 誰にもそういうことってありませんか?

 失われた週末における、ヨーコにとってのジョン、もしくはジョンにとってのヨーコ、またはメイ・パンにとってのジョン、はたまたジョンにとってのメイ・パン(ややこしい?笑)を、ちょっとだけ自分に重ねて…それぞれの気持ちや思いを想像しながら聴いていたら、このアルバムが以前にも増して愛おしく思えてしまった波野井でした(^^;)。



 なんか、今年のジョンの命日は、いつもの年とはまた違ったことを考えながら、ジョンに思いを馳せて過ごしました。



 やっぱり、ジョンが好きです。しみじみ。。。
 



真夜中を突っ走れ



愛の不毛 …この曲、大好きです。胸に刺さる(><)。

 
<ROCK>
ジョン・レノン/心の壁、愛の橋 (1974)
1. 愛を生きぬこう
2. 真夜中を突っ走れ
3. 枯れた道
4. ホワット・ユー・ガット
5. 果てしなき愛(ブレッス・ユー)
6. 心のしとねは何処
7. 夢の夢
8. 予期せぬ驚き
9. 鋼のように,ガラスの如く
10. ビーフ・ジャーキー(インストゥルメンタル)
11. 愛の不毛
12. ヤ・ヤ(インストゥルメンタル)
画像





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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
波野井さん、毎度です!
このアルバムは特別な気持ち抜きでは聴けないですね。
Bless Youでは胸締め付けられるし、Nobody loves you when you down and outにはいつも泣きそうになります。

気持ち的に迷っちゃうことはあって当たり前ですよね。
もうひとつ別の人生を生きられたらいいのになぁ、とか思うことありますよ。



goldenblue
2012/12/12 22:23
人生迷いっぱなしです(ーー;)
マニュアルがあればいいんですけどね。

愛の不毛って邦題がやばいです。
ジョンも花が咲かない土地を見つけたんですね。

曲もすごくいい♪

最近、思うのです。
人生迷うような恋とか愛とか仕事とか。

それも青春かなって。
それから
曖昧な感じもありかな、とか。

どっちつかずって言いますか
白黒ハッキリ、なんて生き方のほうが
かっこいいけど
あーあたしはこれからは曖昧でいよう、とか
ふと思ったりします。

これからも
迷いまくりましょう。← 仲間意識
花マロリン
2012/12/12 23:33
身もふたもない赤裸々さ、という意味ではこの時点での「ジョンの魂」だったのかもしれませんね。
もしかすると「ジョンたま」より好きかもしれないアルバムです。
「愛の不毛」は特別な1曲。
あと「夢の夢」(この邦題も素晴らしい!)も大好き。
LA MOSCA
2012/12/16 21:30
goldenblueさん!

こんばんは!

goldenblueさんにも、そんな風に思うことって
あるんですか!?
人生二つあったら、
迷ったとき、本当に助かりますよね(><)。
ある人のエッセイに「人は迷うから面白いんだ」って書いてありましたけど、
苦しい迷いってありますもんね(><)。

なんか、同胞意識を持ってしまいます(^^;)。

このアルバムは
本当に特別な気持ちで聴いてしまいますよね。。。
波野井露楠
2013/01/02 22:47
花マロリンさん!
こんばんは(^^)。

自分、人生迷いっぱなしです(><)。
もう、どうしたらいいんだろうっていうくらい。

だらから、マロリンさんのコメントに
勇気づけられました(^^;)。

ありがとうございます!!

迷っていいんですよね(><)!
これからも迷いまくろーっと(大汗)。

これからも、よろしくお願いします!!
波野井露楠
2013/01/02 23:50
LA MOSCAさん!
こんばんは!!

本当に赤裸々なアルバムですよね!
だから、ジョンが好きです(><)。

切ない曲が満載です(><)。

それにしても、邦題には
やられちゃいますね(^^;)。
波野井露楠
2013/01/02 23:52
担当様

はじめまして中込永次と申します
ジョンレノンに興味があります
今回「天と地の王冠・ピラミッドの噴水」を出版しました、ジョンの事も書いています。

是非、一度ご覧ください
ブログもありますのでご感想待っています。
中込永次
2013/05/16 15:13
中込様

はじめまして。
作家の方からコメントをいただけるなんて光栄です。
ジョンが出てくる小説なのですね。
おもしろそうですね!!
今度、是非読ませていただきます!!
まずは、アマゾンで検索してみます(^^)!
波野井露楠
2013/05/21 01:44

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