「何度でも夢を見せてもらいますよ!」 忌野清志郎/夢助
清志郎の最新作!
発売日にゲットし、もう随分聴き込んだ。
ようやく、今日、記事がアップできる(^^)。
7月に「清志郎が癌」というニュースを聞いた時はショックだった。
そして、そのニュースがあってすぐに、今度は「清志郎、10月にニュー・アルバム、リリース!」の情報!
あの時は、本当にびっくりしたなあ…。
「清志郎が癌」ということにもびっくりしたが、その「清志郎がニュー・アルバム」ということにはもっとびっくりした(^^;)!
いや、「びっくり」というよりも、「感動」と言うか…、「感慨」と言うか…、そういうニュアンスの方がしっくりくるかもしれない。
何て凄いんだろう、清志郎は!
本当にそう思った。
清志郎は不死鳥だ!
私は、本気でそう信じている。
きっと、病気を克服して、私たちの前に帰ってきてくれる!
このアルバムは、そんな清志郎の不死鳥伝説の序章なんだ!
だから、このアルバムは、感傷に浸りながらではなくて、明るく前に向かった気持ちで聴くべきアルバムなんだ!!
でも、正直に言うと、実は、本作を初めて聴いたとき、私は、あまりの衝撃に体が硬直してしまった…というのが本当のところだ(汗)。
一番の理由は、本作が発売される前からPVがいろんなところでオンエアされていた「激しい雨」の歌詞。
「季節はずれの 激しい雨が降ってる
たたきつける風が 泣き叫んでる
お前を忘れられず
世界はこのありさま」
「Oh 何度でも 夢を見せてやる」
「RCサクセションがきこえる
RCサクセションが流れてる」
清志郎はこの歌を作っているとき、すでに病気のことを知っていたのかも知れない。だから、こういう歌詞になったんだろうな…。
違うかもしれないけれど、私は、直感的にそう思った。
「イエーイ!また、戻ってきて、お前らに夢を見せてやるぜぇ!だから、みんな、俺を信じて待っていてくれー!」
そんな、清志郎のメッセージが聞こえてくるような気がした。
しかし!
「RCサクセションがきこえる RCサクセションが流れてる」という歌詞は、一体どうしたことだろう!
一瞬、清志郎が過去を振り返っているような気がして、このサビを聴いたときは愕然としてしまった。
ほかの曲の中にも、明らかに、過去のRCサクセションの曲の歌詞やメロディを意識して作ったような曲がいくつかあるし…。
プロデュースはスティーヴ・クロッパーだし…。
録音はナッシュビルだし…。
それに、チャボとの共作はあるし…。
(三宅伸治 との共作、スティーヴ・クロッパーとの共作、…細野晴臣との共作まである!)
おい!おい!清志郎!
まさか!?まさか、妙なこと考えているんじゃないだろうな!?
一回目に、このアルバムを聴いたときは、そんな思いがよぎって、目頭が熱くなってしまった。
でも、もう一度、聴き直して、「いや!違う!」と私は思った。
そんなものじゃない。
このアルバムは、もっと前向きな、いつもと変わらないストレートな清志郎の、私たちへのメッセージが溢れるほど詰まったアルバムなんだ!
そのことがわかったとき、今度は、言いようのない感動に、胸が熱くなってしまった。
「Yeah 誇り高く生きよう 君のために」(誇り高く生きよう)
「君は夢を持ってるかい きっと叶えられるさ」(THIS TIME)
「Baby きこえる勝利の歌 ふんばって行こうぜ
Oh Baby 決してあきらめなしない これは素晴らしいゲームさ」
(ダイヤモンドが呼んでいる)
「ドック・オブ・ザ・ベイ」のベースをうまくのっけた1曲目。同じく「ドック・オブ・ザ・ベイ」の、あの口笛をうまくアレンジした14曲目。
このアルバムには、オーティス・レディングへのオマージュが溢れていて、それは、同時に音楽への愛が溢れているということと同じ意味を持っていて…。そして、それは、清志郎の夢が溢れているということで…。
でも、実は、そんな清志郎のメッセージを受け止めながら聴いている私たちが、自分たち自身の夢を一番考えさせてもらえる…。
この「夢助」は、そんなあったかいアルバムなのだ(^^)。
清志郎のことはどうしても心配だけど…。
でも、、もっと肩の力を抜いて、清志郎を信じて、私たちは、まず、自分自身の毎日を精一杯生きなければならないと改めて思った。
今、私の部屋には、ちょうど、このアルバムのラストの「あいつの口笛」が流れている。
清志郎の歌とウクレレ。スティーヴ・クロッパーのアコースティック・ギターと口笛。それから、この歌の作曲者の細野晴臣の渋い低音のコーラス(細野さんはアコギも弾いています)。
全てが、なんかとっても温かい(^^)。
そうだ!
やっぱり、いつまでも感傷的になっているなんてナンセンスなことだ(^^)!
清志郎には、これからも何度でも夢を見せてもらわなければならないんだから(^^)!
今日は、この温かい気持ちのまま、もう一度リプレイして寝てしまうことにしよう(^^)。
それでは皆さん。おやすみなさい。
いい夢を(^^)。
「激しい雨」の試聴はこちら
「オーティスが教えてくれた」BS2での映像
<J-ROCK・POP>
忌野清志郎/夢助 (2006)
1.誇り高く生きよう
2.ダンスミュージック☆あいつ
3.激しい雨
4.花びら
5.涙のプリンセス
6.残り香
7.雨の降る日
8.THIS TIME
9.温故知新
10.毎日がブランニューデイ
11.オーティスが教えてくれた
12.NIGHT AND DAY
13.ダイアモンドが呼んでいる
14.あいつの口笛
発売日にゲットし、もう随分聴き込んだ。
ようやく、今日、記事がアップできる(^^)。
7月に「清志郎が癌」というニュースを聞いた時はショックだった。
そして、そのニュースがあってすぐに、今度は「清志郎、10月にニュー・アルバム、リリース!」の情報!
あの時は、本当にびっくりしたなあ…。
「清志郎が癌」ということにもびっくりしたが、その「清志郎がニュー・アルバム」ということにはもっとびっくりした(^^;)!
いや、「びっくり」というよりも、「感動」と言うか…、「感慨」と言うか…、そういうニュアンスの方がしっくりくるかもしれない。
何て凄いんだろう、清志郎は!
本当にそう思った。
清志郎は不死鳥だ!
私は、本気でそう信じている。
きっと、病気を克服して、私たちの前に帰ってきてくれる!
このアルバムは、そんな清志郎の不死鳥伝説の序章なんだ!
だから、このアルバムは、感傷に浸りながらではなくて、明るく前に向かった気持ちで聴くべきアルバムなんだ!!
でも、正直に言うと、実は、本作を初めて聴いたとき、私は、あまりの衝撃に体が硬直してしまった…というのが本当のところだ(汗)。
一番の理由は、本作が発売される前からPVがいろんなところでオンエアされていた「激しい雨」の歌詞。
「季節はずれの 激しい雨が降ってる
たたきつける風が 泣き叫んでる
お前を忘れられず
世界はこのありさま」
「Oh 何度でも 夢を見せてやる」
「RCサクセションがきこえる
RCサクセションが流れてる」
清志郎はこの歌を作っているとき、すでに病気のことを知っていたのかも知れない。だから、こういう歌詞になったんだろうな…。
違うかもしれないけれど、私は、直感的にそう思った。
「イエーイ!また、戻ってきて、お前らに夢を見せてやるぜぇ!だから、みんな、俺を信じて待っていてくれー!」
そんな、清志郎のメッセージが聞こえてくるような気がした。
しかし!
「RCサクセションがきこえる RCサクセションが流れてる」という歌詞は、一体どうしたことだろう!
一瞬、清志郎が過去を振り返っているような気がして、このサビを聴いたときは愕然としてしまった。
ほかの曲の中にも、明らかに、過去のRCサクセションの曲の歌詞やメロディを意識して作ったような曲がいくつかあるし…。
プロデュースはスティーヴ・クロッパーだし…。
録音はナッシュビルだし…。
それに、チャボとの共作はあるし…。
(三宅伸治 との共作、スティーヴ・クロッパーとの共作、…細野晴臣との共作まである!)
おい!おい!清志郎!
まさか!?まさか、妙なこと考えているんじゃないだろうな!?
一回目に、このアルバムを聴いたときは、そんな思いがよぎって、目頭が熱くなってしまった。
でも、もう一度、聴き直して、「いや!違う!」と私は思った。
そんなものじゃない。
このアルバムは、もっと前向きな、いつもと変わらないストレートな清志郎の、私たちへのメッセージが溢れるほど詰まったアルバムなんだ!
そのことがわかったとき、今度は、言いようのない感動に、胸が熱くなってしまった。
「Yeah 誇り高く生きよう 君のために」(誇り高く生きよう)
「君は夢を持ってるかい きっと叶えられるさ」(THIS TIME)
「Baby きこえる勝利の歌 ふんばって行こうぜ
Oh Baby 決してあきらめなしない これは素晴らしいゲームさ」
(ダイヤモンドが呼んでいる)
「ドック・オブ・ザ・ベイ」のベースをうまくのっけた1曲目。同じく「ドック・オブ・ザ・ベイ」の、あの口笛をうまくアレンジした14曲目。
このアルバムには、オーティス・レディングへのオマージュが溢れていて、それは、同時に音楽への愛が溢れているということと同じ意味を持っていて…。そして、それは、清志郎の夢が溢れているということで…。
でも、実は、そんな清志郎のメッセージを受け止めながら聴いている私たちが、自分たち自身の夢を一番考えさせてもらえる…。
この「夢助」は、そんなあったかいアルバムなのだ(^^)。
清志郎のことはどうしても心配だけど…。
でも、、もっと肩の力を抜いて、清志郎を信じて、私たちは、まず、自分自身の毎日を精一杯生きなければならないと改めて思った。
今、私の部屋には、ちょうど、このアルバムのラストの「あいつの口笛」が流れている。
清志郎の歌とウクレレ。スティーヴ・クロッパーのアコースティック・ギターと口笛。それから、この歌の作曲者の細野晴臣の渋い低音のコーラス(細野さんはアコギも弾いています)。
全てが、なんかとっても温かい(^^)。
そうだ!
やっぱり、いつまでも感傷的になっているなんてナンセンスなことだ(^^)!
清志郎には、これからも何度でも夢を見せてもらわなければならないんだから(^^)!
今日は、この温かい気持ちのまま、もう一度リプレイして寝てしまうことにしよう(^^)。
それでは皆さん。おやすみなさい。
いい夢を(^^)。
「激しい雨」の試聴はこちら
「オーティスが教えてくれた」BS2での映像
<J-ROCK・POP>
忌野清志郎/夢助 (2006)
1.誇り高く生きよう
2.ダンスミュージック☆あいつ
3.激しい雨
4.花びら
5.涙のプリンセス
6.残り香
7.雨の降る日
8.THIS TIME
9.温故知新
10.毎日がブランニューデイ
11.オーティスが教えてくれた
12.NIGHT AND DAY
13.ダイアモンドが呼んでいる
14.あいつの口笛
この記事へのコメント
記事読みながら涙がぽろぽろ出てしまいました
久しぶりによく飲んだアルコールのせいかもしれませんけれど
おはようございます。
はじめまして!
コメントありがとうございます(^^)。
こんな拙い記事ですが、
何かを感じていただけたなら
本当にうれしいです(^^)。
きのPUさんの記事もあたたかくて、
しみじみ拝見させていただきました。
これからも、よろしくお願いします(^^)。
もらえた気がします。
清志郎さんの歌詞も一言、一言が
グッと胸に響きますね。
カムバックの祈りも込めて、
このアルバム買っちゃおうっと。
信じること 夢を語ること
まっすぐ前を見て進むこと
そういうものに勝るものはないッス。
いえいえ、キヨシロウには誇り高く生きてもらわないといけません。そして僕らも。
このアルバムには本当に感動させられます。
聞く人が感銘を受けることが彼への最大のエールになると思います。彼にはこの病を何とか乗り越えてもらえるように祈りながら今日もえんえんと聞き続けています。
ありがとうございました。
ネットで『夢助』でブログ検索をかければ、ファンの人達の温かい願いが込められたブログで一杯です。みんなの願いはきっと叶うはず。清志郎ががんばっているように、ぼくたちも一日一日を精一杯生きないといけませんよね。でも、このアルバムは本当に良いアルバムですね。
こんばんは!
コメント、ありがとうございます(^^)!
清志郎はソロは聴いてなかったという人が結構いるようなんですが、実はソロもいいんですよ~(^^)。
RCとは、またちょっと違った味わいや勢いがあるんです。
このアルバム、状況が状況なだけに、しんみりする側面もあるのですが、やっぱり名盤です!
ぜひ、聴いてみてください(^^)!
こんばんは!
カーステ、ボリューム最高記録ですか!
いいですねえ(^^)。
私の最高記録はタイマーズの「お前のま○ぐら」です(苦笑)。
今度、「夢助」で更新しなければ(^^;)!
みんなで、これからも誇り高く生きて生きたいですね!!
こめんと、ありがとうございました!
遊びに来てくださって、ありがとうございます!
>聞く人が感銘を受けることが彼への最大のエール
そうですね!本当におっしゃる通りだと思います!
清志郎の歌を聴いて、今までも感銘受けっぱなしの私ですが、これからも、ずっと感銘を受け続けていきたいと思います!!
今日は、オーティス・レディングを聴いていたんですが、また「夢助」を聴きたくなりました(^^)!
こんばんは!
そうですよね!
願いは叶いますよね!!
もう、そう信じて、日々、私たちも頑張って生きていくしかありませんよね(^^)!
Okadaさんをはじめとした多くのファンの皆さんと同じ気持ちで、私も頑張っていこうと思います(^^)!
先生同様、一連の情報にはビックリしましたが、やっぱりこの歌詞は清志郎らしさですよ。
ちなみに誰が何て言おうと個人的に邦楽で1番衝を受けたアルバムはRCの『カヴァーズ』です。
こんばんは(^^)!
洋楽好きのOZZYさんから、邦楽の記事にコメントをいただけるなんて感激です!
私も、「カヴァーズ」には衝撃を受けました!
というか、RCのオリジナルアルバムで、初めて全部を通してじっくり聴いたのが「カヴァーズ」でした。
そう。耳をすますと…。
「RCサクセションがきこえる~」なんですよねえ…。
とても暖かく穏やかなアルバムになりましたね。
きっとキヨシローさんも穏やかな心持ちなんじゃないかと思えます。
こちらもTBいたしますね♪
こんばんは!
よーこそ、おいでくださいました(^^)。
本当に、暖かいアルバムになりましたよね!
ひさしぶりに穏やかなアルバムです(^^)。
聴く度に癒されます(^^)。
これからも、どうぞよろしくお願いします(^^)。
まだまだ聴き込み足りない自分ですが、聴き始めの頃に色々と感じた驚きや胸騒ぎのようなものも少しずつ消え、最近はだいぶリラックスして聴けるようになってきました(^_^;)
ご来訪、ありがとうございます(^^)!
gattaさんのおっしゃる「聴き始めの頃に色々と感じた驚きや胸騒ぎのようなもの」!すごーっく、よくわかります!!!
私も最初は全く同じことを感じました(汗)。
でも、記事にも書いたんですけど、やっぱり、前向きに聴きたいアルバムですよね(^^)。
私も、ようやくリラックスして聴けるようになりました(^^)。
これからも、どうぞよろしくお願いします(^^)。
それから、ハンドルネーム!すごくイカしますね!
これでもう心配しなくていいんだね。
オフィシャルサイトで写真見れます。
http://www.kiyoshiro.co.jp/
すごい情報ありがとうございました!!
いやあ、嬉ですねえ(^^)!!!
次は完全復活のニュースを待つのみですね。
本当にありがとうございました!!